【解説】アリの巣コロリの効果が凄かった!ヒアリやシロアリへの効果は?
ヒアリ対策として、日本のアリをむやみに駆除しないほうが良いとの情報があります。
ヒアリ被害を心配している方には申し上げ難いのですが、我が家では今春、庭のアリを完全に駆逐してしまいした。
室内に行列を作るアリ
毎年この時期になると、子供たちの食べ残しを狙って小さい蟻の行列が室内に侵入しておりました。
3ミリ程度の全く無害のクロアリです。
無害とはいえ、起床時にアリの行列があると滅入ります。
掃除機でアリを吸うのですが、あとから生き残りや侵入者が数匹現れるため、歩くにも寝っころがるにも「アリを潰しているのではないか症候群」を患います。
畳の隙間にアリがめり込んでしまうような感覚、ご理解いただけますでしょうか。
特に朝の忙しい時にはなかなかのストレスです。
駆除方法(置き場所や時間)
そこで妻が今年の春にとった対策が、アース製薬のハイパーアリの巣コロリ。
「庭全体の巣に効く!」という広告を鵜呑みにして購入しました。
使い方は簡単です。
「雨の日はダメ」と書いてあったので、数日天気が続きそうなときに、庭と物置きの蟻の通り道を選びました。
「生理状態により誘引され難い場合がある」と書かれていたので、朝と夕方に6個ずつ、合計12個設置しました。
予想以上の効果
結果は、今のところアリの侵入なし!
庭を掘ってアリを探しましたがほんとにいませんでした・・・
ハイパーアリの巣コロリの効果すごい・・・
なぜか去年まで大量にいたダンゴムシも今年は見当たりません。
成分のフィプロニルが庭の生態系を変化させたのでしょうか。
我が家ではヒアリパンデミックに備えて2個常備しております…
子供やペットが誤飲したら?
アリの巣コロリとスーパーアリの巣コロリの使用上の注意には、下記のように記載されています。
万一誤食した場合は、医師の診療を受けてください。
ヒドラメチルノン、ジノテフラン共に毒性が強いわけではありませんが、使用上の注意通りに受診したほうがよいでしょう。
ハイパーアリの巣コロリの使用上の注意は下記のように記載されています。
万一誤って食べた場合は、すぐ吐き出させ、本品がフィプロニルを含有する殺虫剤であることを医師に告げ、診療を受けてください。
虫ケア用品(殺虫剤・防虫剤) | アース製薬 製品情報より抜粋
こちらも大量に摂取していなければ、直ちに健康被害が起こる可能性は低いかもしれませんが、記載通りに診察を受けたほうが良いかと思われます。
シロアリや羽アリへの効果は?
シロアリや羽アリは誘引されません。
アース製薬からシロアリアースが販売されています。
【シロアリ駆除成分ビフェントリン配合】
- プロが使う速効性と持続効果にすぐれたシロアリ駆除成分ビフェントリンを配合。
- 殺虫パウダーの連鎖効果で巣にいる仲間のアリにも効果を発揮します。
【侵入防止効果】
- 殺虫パウダーの持続効果で、通り道や生息場所に噴射しておけば、長期間(効きめ6ヵ月)シロアリを寄せ付けません。
アリ用 | アース製薬株式会社 製品情報より一部抜粋
ヒアリの駆除方法
kurieditsさんの情報によるとアリ駆除薬はヒアリにも有効だそうです。
drugstore.hatenablog.com
アリの巣コロリはヒアリにも効果あるのですね。
液剤やベイト剤(毒餌)以外に、熱湯をかけても殺せるようです。
(環境省のストップ・ザ・ヒアリよりhttps://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_fireant.pdf)
ヒアリに刺されたら症状は?
ヒアリは、極めて攻撃性が強いとされており、刺された際には、アルカロイド毒により、熱感を伴う非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れ、その後、膿が出ます。
厚生労働省事務連絡 ヒアリに刺された場合の留意事項についてより一部抜粋
症状はヤケドのような激しい痛みだそうです・・・
日本のクロアリの好感度がどんどん上がっております。
クロアリはシロアリの天敵でもあるそうで、噛み付きもしなかった我が家の小さいアリたちが恋しいです(笑)
アルカロイド毒の他にハチ毒と共通成分があるようで、ヒアリに刺された経験がなくても、ハチ毒アレルギーを持つ方はアナフィラキシーにご注意下さい。
最後に
農業や家畜、電気設備にも被害を与えるため、経済損失も懸念されるヒアリ。
在来種と本格的に戦ったことはないはずですので、今後ヒアリが定着するかどうかは様々な要因が関係しそうです。
しばらくは、火蟻、在日アリ、アース製薬、アリ研究者、モハメド・アリなんかがワイドショーを賑わすかもしれません。
ゾンビバエ(ノミバエ)やアリクイもヒアリの天敵のようですが、日本の黒アリが戦ってくれるならそれが一番良いですよね。
私は初夏に撲滅してしまいましたが、アリの駆除はくれぐれも慎重に・・・